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月光荘
銀座にある、月光荘画材店。

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この画材屋さんの物とも出会いはもう6,7年前。
尾道に住んでいた頃、よくお隣の福山市に買い物に出かけていました。
いつも行く雑貨店の一角にここのユーモアカードが置いてあったのです。

書いてある絵と言葉に心打たれて何枚か購入。
その時に便箋と封筒も購入。
小さなスケッチブックも買ったなぁ。
確かそのお店には色鉛筆もあったし、消しゴムもあったし、バッグもあったような気がする。
学生のわたしに買うことができるのはユーモアカード数枚。
その時その時で欲しいカードを選りすぐって買っていました。

お隣の市といっても往復で1500円くらいかかる福山市。
なかなか頻繁には福山には行けませんでした。
しばらくぶりに福山に出かけてそのお店に行ったら、
その場所には洋服屋さんが入っていました。
それから5年くらい、月光荘の物とはめぐり合えませんでした。

たくさんの愛すべきもの達との突然の別れが納得できなかったわたしは
学校のパソコンで月光荘の事を調べてみました。
すると、HPがありました。
でも、銀座のお店以外どこで取り扱いがあるなんて載っていませんでした。
短大時代のわたしにとっての尾道と銀座、かなり遠いです。

新しい月光荘のものが加わらない中、
もともと手紙を書くことが好きなわたしは
ユーモアカードも便箋も封筒もほとんど使いました。
どうしても手放せないユーモアカードはまだ手元にあります。
8割はどこかで誰かのものとなっています。
誰かのもとにわたしが手紙を書いたあのカードや便箋があるんだって思うと楽しい。

手紙ってコラボだなぁって思います。
便箋や封筒を選ぶセンス、書くペンを選ぶセンス、文字を書くセンス、言葉を選ぶセンス、
それらが相まって手紙ができあがる。
そんな自分の中の数々のコラボレーションが1つになって
誰かのもとに届く。目に見える形で残る。
これってすっごくかっこいい。


話は戻って、ずっと行きたかったこのお店。
10月にジャパサに行くために出かけた東京。
ついに行ったのです。

ユーモアカード、わたしが持っていたものもあったし
見たことないものもたっくさんあって心が躍りました。
今まで直接見ることはなかった絵の具や筆たち。
誕生日プレゼントに絵の具を選ぶ子供とおばあちゃんの姿に和みました。
お店の方がお茶を入れてくださって、その心遣いに胸がキュンとしました。
このお店のなにもかもがわたしの心をガッチリ掴んでしまいました。

この日わたしはユーモアカードを数十枚(銀座のお店では1枚55円なのです)、
等間隔で店が打ってある薄い紙のスケッチブック3冊、
同じ素材の小さなスケッチブック1冊を買いました。

このお店では買い物袋はもらえません。
もともとそれはHPを見て知っていたし、
買ったスケッチブックを誇らしげに小脇に抱えて帰ることにわくわくしていました。
大きなスケッチブック3冊抱えての電車での新横浜までの移動、わりかし大変でした。
それでも月光荘に行けた事が嬉しくてさほど気にならなかった。
そのまま渋谷のタワレコに行ったりしたなぁ。

行った直後から、またすぐ行きたくなる。
何もかもが愛らしいお店。

次はいつ行けるんだろうなぁ。
ユーモアカード全種類揃えたいなぁ。

そんな中、月光荘のブログを発見!!
素敵、本当に何もかもが素敵。
HPも含め、いろんな人に見てもらいたいです。
ココはなにもかもにしっかり愛情が感じられるんです。




そういえば、あの日レジを済ませている途中で地震に遭遇。
どこでもない、月光荘の中で、ひとりじゃなく、
あたたかいものや人に囲まれているときで良かった。
by cherrycoke107y | 2005-12-23 03:58 | スキナモノ
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