人気ブログランキング | 話題のタグを見る
列車に乗ってどこまでも
18の夏、尾道から千葉の四街道まで行った。
中学からの友達が進学のためにそこに住んでて会いに行った。

当時何もバイトしてなかったから
そのためにそごうの物産展で一週間バイトしてお金貯めた。

行きは新幹線で東京まで、東京から鈍行。
確かまだ青春18きっぷの利用期間じゃなかった。
一週間近く滞在して、帰りは鈍行。
四街道を始発5時か6時に出て、尾道についたのが夜の9時。

今思いだしても恐ろしい。
行けども行けども知らない風景。
時計を何度見てもほとんど進まない。
一度の乗り換え間違いは全ての終わり。

あの気力はどこからきたんだろう。
15時間の列車の旅、一人での旅。

尾道に着いた翌日に今度は地元に帰るためにまた鈍行。
5時間?6時間?

あれからしばらく鈍行列車に乗らなかった。
移動は全て新幹線か高速バスだった。
あの時、一生分の列車に乗る時間を使い果たしたって思った。

でも確か翌年の夏、友達4人で西宮まで鈍行で行った。
ゆずのスタジアムライブを見に。
夜は泊まるお金なんてないからガストで過ごした。
帰りももちろん鈍行。皆ふらふらだった。だけど楽しかった。

2年か3年前には福岡から大阪まで鈍行で行ったんだった。
結婚した友達に会いに、広島から2人あいのりで鈍行で。

映画館の人に言われた
「時間はお金で買えるんやけそんな無駄な時間使わんでも」
って。確かにそうだったのかもしれない。

だけどやっぱり乗ってしまう、気が付くと買おうとしている青春18きっぷ。
次はどこに行こう。誰に会いに行こう。

あたしにはまだまだいっぱい見たい景色がある。
会いたい人がたくさんいる。

飛行機の旅は速くて便利がいい。
でも列車の旅はそれをも超えるなにかがいい。

by cherrycoke107y | 2006-01-30 09:39 | ニッキ
<< しょうが消費量日本一 yahooで発見 >>